うなぎ百科
うなぎについて


鰻の仲間には、アナゴ、ウツボ、ハモ等がいます。このうちウナギ尾(Anguilla)には3亜種を含む18種がいます。
太平洋、大西洋、インド洋の温帯域から熱帯域にかけて広く分布しておりますが、インド付近には7種類が集中しており、この付近がウナギ発祥の地と考えられております。食用として、また養殖される主な産業種はニホンウナギとヨーロッパウナギの 2種であります。近年、養殖うなぎが大量に輸入され、うなぎ消費量は鰻上がりに増えております。
日本は何処でも飲料水に困らない安全で豊富な水資源に恵まれておりますが、国産うなぎはこの貴重な「日本の水で育てたうなぎ」であります。わが国の鰻養殖は発祥以来120年余立ちますが、この間、数多くの技術改良を重ね、さらには、国が定める厳しい飼育管理の下で、安全でおいしいうなぎを生産しております。
うなぎ養殖の歴史は?



鰻養殖は、まだ大量に天然うなぎが捕れていた明治12年(1879年)に東京深川(現東京都江東区深川)で始められた後、静岡県の浜名湖地域に移りました。消費者需要にこたえられた養殖うなぎは市場性を高め、その後、静岡、愛知、三重の東海三県を中心に盛んに行われました。
一時、第二次大戦による中断がありましたが、昭和24年頃からの復興が進みました。その後の経済成長期の工場廃水、生活雑排水、農薬の普及等による河川湖沼の著しい汚濁により、天然ウナギの漁獲量は逓減すると共に、養殖うなぎは量的需要にこたえられる安全な食品として支持されてきました。現在では、四国、九州地区でも盛んに行われ、その生産量約23千トンであります。
なぜ”うなぎ”と言うのですか?(うなぎの語源について)
[うなぎ]
うなぎの胸ヒレのあがりが黄色いことから「胸黄」→「むなぎ」→「うなぎ」となったとか。
[まむし]
関西では、蒲焼をご飯とご飯の間で蒸すことから「ままむし」→「まむし」となりました。
[土用丑の日のうなぎ]
一説には江戸の科学者・平賀源内が、うなぎ屋の夏枯れ対策に「本日土用丑」というポスターを作ってやったことから。
[蒲焼]
その形が蒲の穂に似ているから。かんばしい香りがすることから。など様々な説がありますが、いずれにしても日本独特の料理法です。
うなぎにはどんな成分があるのですか?

”うなぎ”には、DHA(ドコサヘキサエン酸)やレシチン、EPA(エイコサペンタエン酸)も多く含まれています。
”うなぎ”100g中のDHAは1,490mgEPAは860mgでサケやアジよりずっと多いのです。DHAの多い" うなぎ"をいっぱいたべましょう!
蒲焼一人前で一日分のビタミンAがまかなえるってホント?

うなぎはA,B1,B2,D,Eなどビタミン類が豊富に含まれていますが、中でもビタミンAの含有量は他の食品を大きく引き離しています。スタミナ食品としてその名も高い「うなぎ」。1日に必要なビタミンAが蒲焼一人前でまかなえるということから、こんなうまい話はありません。
ビタミンEも多量に含まれているうなぎ!

うなぎにはビタミンAだけでなく、ビタミンEも多量に含まれています。絶食したままでも 150日間も生き続けられる、うなぎの驚異的なスタミナの秘密は、どうやらこのビタミンEにあるのかもしれません。




